
▲亜美ちゃん坂を越えたあたりにあるコンビニからの景色。
9月頃、荒川を北上して榎本牧場に行こうぜという計画を立てるも、雨で中止。10月に三浦半島に行こうぜという計画を立てるも、雨で延期。そしてさらに雨で延期。なんか、10月は全部の土日が雨だったみたいですよ? サイクリストいじめか。
スケジュールの都合もあって、もうこの日を逃したら今年は三浦半島には行けない、というタイミングでのサイクリングになりました。
三浦半島は、自分が生まれ育ったいわゆる故郷です。横須賀中央の近くにある横須賀共済病院にて、この世に生を受けた僕は、記憶にある限りでは森崎、不入斗(いりやまず)、浦賀でそれぞれ学生生活を過ごし、大学時代に米が浜、汐入と移り住んできました。

▲約30年前まで住んでいた不入斗の自宅付近に、今年の7月に行ってみました。完全に山の上ですわ。
小学生〜高校生の頃はブリヂストンのロードマンに乗って、浦賀から城ヶ島に行ったり、江ノ島まで行ったりしたもんでした。それが20年以上経って、また自転車で走ることになるとは思いもよりませんでしたね。
三浦半島サイクリングにはスタート地点が色々とあって、JR逗子駅から、JR横須賀駅から、京急横須賀中央駅から、京急浦賀駅からとあります。浦賀駅スタートはマンガ「ろんぐらいだぁす!」1巻でもやっていましたね。ただ、今回は京急の横須賀中央駅に集合しました。
「ろんぐらいだぁす!」での三浦半島一周はこちらをご参照ください。
JR逗子駅スタートはガチで一周をする場合のスタート地点。ただ、逗子スタートだとどうしても国道16号を通る必要があって、車の通りが激しい道なので精神的にすり減りそうなんですよね。
JR横須賀駅スタートはヴェルニー公園や三笠公園にも立ち寄れるルート。問題は横須賀駅まで行く横須賀線の本数が少ないということ。横須賀中央スタートは可もなく不可もなく。浦賀駅スタートは、距離が短くなるのと観音崎を通らないので立ち寄るポイントが減ります。が、最初は浦賀駅もしくは久里浜駅スタートがいいかもしれません。
▲三笠公園は横須賀中央駅から徒歩10分ほどで行くことができます。今回は割愛。
実際のライドの様子は次回にまわすとして、今回は三浦半島サイクリングに向けた準備編として書いていきます。
初めて輪行袋に自転車を入れて電車に乗ったよ
夏前にモンベルのコンパクトリンコウバッグを買ったものの、実際に輪行をするのは今回が初めてでした。輪行袋に入れること自体は自宅で何度か練習をしていたのですが、問題として思っていたのは自転車を輪行している時に荷物や服装をどうするか、ということ。
まず第1に、ビンディングシューズを履いたまま自転車を持って、街中を歩ける気がしない。第2に、自転車に乗っている最中にリュックをあまり背負いたくない。第3にレーパンで電車に乗るのにちょっと抵抗がある。
このあたりを解消するためにまず導入したアイテムが「トピーク バックローダー 6L」という、大きめのサドルバッグでした。輪行中は荷物を入れた折りたためるリュックを背負って、ライド中はそれらをこのバックローダーの中に入れておくってわけ。
▲トピークの大きめサドルバッグ「バックローダー 6L」。もう1つ大きめのサイズで10Lがありますが、10Lだと輪行には完全にオーバースペックです。
次に輪行中に履いておく靴として買ったのが、Teslaという韓国メーカーのベアフットシューズ「BARETREK」(2000円ちょい)。折りたためて小さくできる靴です。自分のGTRSLのペダルはTIME製で表面がフラットなので普通の靴でも乗れなくはないのですが、やっぱりビンディングシューズで走りたいので、2つの靴を持っていきました。

▲Amazon.co.jpで購入したBARETREK。開いてしまうので、小さくたたんでおけるゴムなども一緒に持っていったほうがいいかもですね。
そして輪行中に電車の中で履くズボン。これにはなかなか迷走しました。候補としてはレーパンの上に履くハーフパンツ、お尻の生地が厚めでサイクリングにも使えるカジュアルズボンの2つ。
前者は生地が薄くてライド中は畳んでバッグに入れておけるもの、後者はモンベルのツーリングニッカとか、リンプロジェクトのストレッチサイクルパンツとか、レーパンじゃないけど自転車に乗るのに適したズボンといったもの。一時期、ズボンに心が傾いていたのですが、先日さいたまクリテリウムに併設されたサイクルフェスタでイオンバイクのハーフパンツ(500円)を見つけたため、ズボンの線はなくなりました。
でもそのうちカジュアルサイクリングズボンも買ってみたいな。
これで一通りの荷物が揃いました。あとはきちんと運用できるかどうか、実際にやってみるだけ……と思いましたが、次にまた問題が生じました。
そして始まるサイクルウェア沼
ここで生じた問題というのは「もう気温がそこそこ低くて寒い」ということ。11月に入ってくると、さすがに夏用装備に毛が生えたような衣類では、寒くて仕方がありません。常に動いている脚はとにかく、上半身は動かないので寒い。
というわけで冬のライドを見越して買ったのが、le coq Sportif(ルコックスポルティフ)のテクノブレン3Lジャケット。定価は18500円+税とちょい高めですが、Amazonで割引+20%引きクーポンで、13000円くらいで買えました。5度〜10度くらいの寒さで着るジャージなので、今週末の大垂水峠サイクリングで使う予定です。
しかし、三浦半島ライドは11月初旬の話。冬用を買ったもののまだまだ暑かろうということで、追加でジャージを購入。とはいえ、同じランクの長袖ジャージを買い増しするのは厳しいので、中国メーカーのSanticの長袖ジャージ(4000円ちょい)を購入。

▲左からdnbの反射ベスト、パールイズミの夏用半袖ジャージ、Santicの秋冬用長袖ジャージ、ルコックの冬用長袖ジャージ。
そして、夏用の指空きグローブではもう指先が動かなくなるほど冷えてしまうので、Shimanoのアーリーウィンターグローブ(4000円くらい)を購入。厳しい冷えには持たなそうですが、年内はきっとこれとインナーグローブだけでも大丈夫なはず……。

▲Shimano アーリーウィンターグローブ(左)と、モンベルのジオライン Light Weight インナーグローブ(右)
この記事を見ている人は、欲望のままにウェアを買い増していると思う方もいるかもしれません。でもそうじゃないんです。これらは買わないと自転車に乗れないっていうレベルなんです。必要経費なんです。そうなんです。
というわけで、11月初〜中旬の三浦半島ライドに使用したウェア類は以下の通り。
・Santic 長袖ジャージ
・おたふく手袋 保温 ボディータフネス(インナーシャツ)
・Shimano アーリーウィンターグローブ
・おたふく手袋 保温 コンプレッション(インナータイツ)
・パールイズミ コンフォートパンツ
・適当な靴下
当日の気温は最高気温17度くらいで、秋としてはいい感じの気候。坂を登っている最中は汗をかなりかきましたが、汗冷えも感じずに乗り切れました。
今までスポーツサイクルに乗るという意識がなかったので、どんなレベルの服装(重ね着)をすればいいのかわからなかったのですが、ちょっとずつ経験値が貯まってきている気がします。
次回は実際のライドについて書いていきます。