2016年11月29日

1000円で充実の物語を味わえるRPG『Undertale』

僕が2016年にプレイしたRPGの中で、ペルソナ5に並ぶと言えるほど楽しめたタイトル。それが1000円で買える『Undertale』だ。

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なお、この記事を書いている最中はオータムセール中であり、11月30日の午前5時くらいまでは1000円どころではなく500円で購入できる。

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『Undertale』は、アメリカのゲーム作曲家であるToby Fox氏が開発したRPGで、2015年9月に発売された。本作のゲーム中の言語は英語であり、現在も日本語には対応していない。しかし、有志による非公式パッチがアップロードされているので、日本語でも遊ぶことができる。なお、本記事は非公式日本語化パッチを適用したバージョンをもとに書いています。

非公式日本語化パッチのサイトはこちら

それでは『Undertale』がなぜ僕を魅了したのか、まだこの素晴らしいタイトルをプレイしていない人に向けて、紹介していこう。

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地下世界で紡がれる、ちょっと奇妙で愛(love)にあふれる物語



本作の主人公は、ひょんなことからモンスターが住んでいる地底世界に落ちてしまった人間の子供。ゲームは、この子供を操作して地底に住むモンスターたちと交流し、時には戦いながら、人間世界へと脱出することが目的となる。

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お花畑の上で目覚める人間の子供。これがプレイヤーの操る主人公だ。
お花畑の上で目覚める人間の子供。これがプレイヤーの操る主人公だ。

と、あらすじだけを書くと普通のRPGのように思える。しかし、本作のキーワードは愛(love)である。本作に登場するキャラクターは、主人公を除けば、姿形はすべてモンスターだ。ただ、初めから主人公に対して敵意を持って接してくるキャラクターは少ない。

基本的にみんな奇妙で、楽しくて、そして優しい。

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気弱で過剰なまでの気づかいを見せる幽霊のNapstablook。でも幽霊だから攻撃は通じない。

雪に覆われた街・SNOWDINではクリスマスにあわせてサンタからのプレゼントであふれている。
雪に覆われた街・SNOWDINではクリスマスにあわせてサンタからのプレゼントであふれている。

ゲーム画面を見ればなんとなくわかるかもしれないが、作者は『MOTHER』シリーズの大ファンであり、その影響は『Undertale』にも表れている。街中のキャラクターたちのセリフにしても、どこか糸井重里っぽさを感じずにはいられない(これは日本語訳をした有志たちがそう捉えたのかもしれないけど)。

前向きな地底世界の住人たち。
前向きな地底世界の住人たち。

本作はSFC時代にRPGをたくさんプレイしていて、古き良きウィンドウ型のコマンド式RPGが好きな人たちには特におすすめのRPGである。

プレイ開始30分で訪れる衝撃


エボット山の山頂から地底世界に落ちてしまった主人公は、奇妙な喋る花のFloweyにこの世界での生き方を教えてもらった後、母性の塊のようなヤギ型モンスターのTorielと出会う。

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Floweyの次に出会うモンスター、Toriel。完全にママ。
Floweyの次に出会うモンスター、Toriel。完全にママ。

主人公を我が子として手を引き、この世界での過ごし方を懇切丁寧に教えてくれるToriel。自宅で編み物をしながら夜には大好きなバタースコッチパイを作ってくれるToriel。そして主人公を優しく諭しつつ、この世界についてはぐらかして教えてくれないToriel。


Torielはいつも主人公のことを思って、守ってくれる。

いきなり直球で聞くことも可能だ。
いきなり直球で聞くことも可能だ。

画面内にあるいろんなオブジェを調べて、そのテキストを読むのも楽しみの1つ。
画面内にあるいろんなオブジェを調べて、そのテキストを読むのも楽しみの1つ。

そして主人公が見るものは。

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Torielと別れた後も地底世界での主人公の冒険は続く。人間が来ないように見張りを続けるSansとPapyrusというスケルトンの兄弟、地底世界の防衛隊長を務めるUndyne、地底世界の科学者であるAlphys、そして地底世界の王であるAsgore。

道中で出会うSansとPapyrusのスケルトン兄弟。敵という立場にある彼らだが、とても愛嬌のある性格をしている。
道中で出会うSansとPapyrusのスケルトン兄弟。敵という立場にある彼らだが、とても愛嬌のある性格をしている。

皆それぞれ自らの意志の元に行動している。しかし、邪悪な者はおらず気のいい連中ばかりである。時として主人公の前に立ちはだかる彼らを倒すかどうか、それはプレイヤーに委ねられている。

見慣れない戦闘コマンド「mercy」


本作の戦闘は相手からの攻撃が弾幕STGのような形で表示される。ハートマークを自機として、相手が繰り出す弾や地形に当たってしまうとHPが減る。戦闘では攻撃をしなければいけないわけではなく、弾をかわしてやり過ごすことも可能だ。

画面中央の四角の中にあるハートマークが主人公。白い欠片に当たるとHPが減ってしまう。
画面中央の四角の中にあるハートマークが主人公。白い欠片に当たるとHPが減ってしまう。

本作の特徴の1つとして「mercy」(慈悲)がある。相手に慈悲を与えて、逃がすことができるのだ。このmercyができる状況はいくつかあって、相手にある程度のダメージを与えたり、相手ごとに決められたやり取りをした際にmercyすることができる。

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mercyをすると経験値(EXP)をもらえないが、お金をもらうことはできる。EXPがもらえないので、LV(LOVE)はあがらない。相手を倒してEXPを稼ぐのもいいし、倒さずに見逃してもいい。LVが上がっていないとボス戦で苦労をするので、本来ならば倒したほうがいいんでしょうな。

なるべくなら前情報を入れずにプレイしてもらいたい



ここまで読んで、ゲームの内容がよくわからんとモヤモヤしている人もいるかもしれない。この記事の目的は、できるだけ物語の内容には触れずに、少しでも『Undertale』に興味を持ってくれる人を増やすことにある。

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面白い部分や気に入っているシーンを紹介しようとすると自然とネタバレになってしまうという、ある種のジレンマを感じながら本記事を書いている。

できることなら自分の記憶を消してもう一度プレイしたい。『シュタインズ・ゲート』や『カオスチャイルド』などで自分が得られたような、心地よい読後感を体験できるのがこの『Undertale』であると言っても過言ではない。

そんなに時間がかかるゲームではないので、1回目のエンディングにたどり着くにはおそらく5〜7時間もあれば十分なはずだ。ちなみにそのエンディングでは……おっとこれ以上は言えない。それでもあえて言うのであれば、これまでのRPGで体験したことのない衝撃があなたを襲うことだろう。





強くおすすめするのはサントラ付きパック。101曲も入っている上にどの曲もハズレなし! 8bit Music全般かと思いきや、リアル楽器系音源も巧みに融合されていて、メロディーごとの曲の広がりがハンパない。


posted by メガトンメガネ at 01:11| Comment(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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