2017年09月02日

クロスバイク「Specialized Sirrus」インプレッション

このSpecializedの「Sirrus」というクロスバイクを買って約3ヶ月半。だいたい500kmほど走りまわったので、改めてSirrusについての感想を残しておきます。

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Sirrusのインプレッションがあんまりない



個人的にSpecializedはアメリカのスポーツ自転車メーカーとしては、Trek、Cannondaleに次ぐ3番目に有名なメーカーだと思っているわけなんですが、クロスバイクとしてはSpecializedの影は薄い。

おそらくなんですが、2016年モデルまでは価格が高かったんですよね。フルシマノと言えど、他社の同じ構成のクロスと比べると1万円くらい高い。きっとパーツでは表せない部分で高いゆえの理由があったんだと思いますが、65,000円でコンポーネントがAltus、フォークがスチールではやっぱり厳しいんじゃないかと。

2017年モデルではブレーキがノーブランドに、フロントディレイラーがTouney(一番下のグレード)になり、55,000円に値下がりになりました。価格競争力という点では他社に追いついた。でもやっぱり乗っている人はあまり見ない(近所で1人だけいました)。そんなクロスバイクがSirrusでした。個人的にはそういうのはレア感があって好きですけどね。

スピードに夢中にならずにそこそこの距離を走れる



ここでは初期装備を基準に感想を書いてみます。これまでシティサイクル(ママチャリ)に乗っていて、初めてクロスバイクに乗るような人であれば、おそらくスピード感に心が震えると思います。これはある一定以上のクロスバイクでもだいたい同じ。

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その上でSirrusの利点は何かと言うと「街の中のどこでも走れそうな安心感」、これに尽きますね。タイヤ幅が32Cで、これだけでも安定志向なんだろうなという気持ちになれますが、それを支えるのがタイヤ「Nimbus Sport Reflect」とチューブ。どちらもSpecializedの通販サイトで購入できるものですが、タイヤの重さはなんと1つ625g、チューブも154gあります。

触ってみるとどちらも堅牢で、「絶対にパンクなんかさせねえぞ」っていう気合が届いてくるようです。マジで。

ただ、やっぱり600g超のタイヤは重くて、平地では30km/hくらいからペダルを回しても回してもスピードが上がらなくなります。すっごいがんばって35km/hくらいなんで、純正状態ではそういうスピードで爆走するような自転車ではないんだな、ということがわかりました。

ブレーキは効き十分ながら前輪が音鳴きする


ブレーキはシマノ製ではなく、PROMAX製のブレーキを搭載しています。Vブレーキなので効かないということはないんですが、制動力が急激に立ち上がる感触で、慣れないうちは前のめりになってしまうこともしばしば。

そして、強めにブレーキをかけた時に音鳴きすることが多く、結構なストレスを感じました。後輪は特にキーキー言わないんだけどなぁ。

フレームの剛性は高く、ガシガシとトルクをかけやすい


同時に試乗したEscape R3と比べると、フレームそのものの剛性は高く、強めにトルクをいかけた時のしなりも少ないため、力が素直にかけられている気がします。

剛性が高いと言っても、高性能ロードバイクにあるような、剛性の高さに脚が跳ね返されるようなものでもないので、疲れやすいという印象はありません。

タイヤを交換すると乗り味がガラリと変わる


このクロスバイクを純正状態で評価するのなら、街乗り用クロスバイクといったところでしょうか。そして、このバイクを街乗りたらしめているのは、タイヤとチューブ。というわけで、転がり抵抗が少なく、軽量で細いタイヤに交換することで、100kmのサイクリングにも十分対応できるようになります。

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今回、僕が選んだタイヤはサーファス セカ(28C)。1つ2300円ほどのエントリーモデルになります。チューブはマキシスのウルトラライト。

純正タイヤでは「ゴーゴー」と言いながら進んでいましたが、交換後は音がやや高くなって「コー」という走行音に。また、平坦時を4速で回していましたが、タイヤ交換後は5速とギアが1つ重くなって、でも楽に走れるようになりました。

段差に少々気を使うようにはなりましたが、乗り心地は純正とそう変わらず。なにより、気持ちよく走れるようになったことが大きいです。舗装路を気持ちよく走るにはタイヤ交換は必須と思いました。

ブレーキ交換で疲れ軽減


前述したようにブレーキはPROMAX製を採用しています。つまり、ノーブランド製です。Vブレーキらしい効きのよさはありますが、かかりはじめが急であまりコントロールできません。

そこで前後をクロスバイク用VブレーキとしてはトップグレードのDeore LXに交換。前後で4500円くらいでした。交換後、ピーク時のブレーキの効きはあまり変わりがないように思いましたが、一番の違いはコントロール性の高さ。ブレーキをじんわりとかけることがDeore LXでは可能なのです。

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街中での微妙な速度コントロールがブレーキでもできるようになり、また急にきついブレーキがかかってしまう恐れがなくなったので、ブレーキのかけやすさが段違いになりました。これにより、ブレーキングで手と腕が疲れることが少なくなったように思います。

ホイール交換はたぶん費用対効果にあわない


このバイクは標準的なクロスバイクと同じく、リア幅が135mmとなっています。そのため、ロードバイク用のリア130mmのホイールは使用できません。シマノハブにアラヤのリムを使用した1万円台後半の完組ホイールはありますが、たぶん交換費用に見合うだけの効果は表れないでしょう。

結局どんな人におすすめなのか



Sirrusはクロスバイクの中でもエントリークラスに属するモデルなので、これはもうスポーツバイク1台めの人が選択肢の中に入れるのが妥当だと思います。ただ、コストパフォーマンスで見てしまうとGiant Escape R3やGIOS Mistralにはかないません。

上記2車種と比べた時の利点は長距離を走っても疲れにくい、というところにあると思います。また、純正では32Cタイヤを履いているので、街中の段差を乗り越えやすく、空気圧さえ適正ならパンク知らずで走れるのもいいですね。

純正状態では12kg超と、どちらかと言えば重い部類に入るバイクですが、タイヤとチューブを変えるだけでだいぶ取り回しがよくなります。こういったカスタマイズのしがいがあるのもSirrusの特徴と言えるでしょう。

ただ、もう少しお金を出せるのなら上位車種のSirrus Sportsにするのをおすすめします。フロントフォークがカーボンになるので、ハンドルを持つ手への衝撃がかなり少なくなります。その他全体的に使っているパーツがワンランク上になるので、価格以上の性能差はあるように感じます。
posted by メガトンメガネ at 02:48| Comment(0) | 自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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